臼井喜之介（本名：喜之助）は大正2年4月15日生まれ、京都出身。昭和10年同人誌「新生」を創刊,のち城左門,平野威馬雄らと「詩風土」「詩季」と改題して主宰。13年ウスヰ書房（のち臼井書房）創業、16年第1詩集「ともしびの歌」を刊行。戦後,白川書院をおこし,「京都」を創刊。昭和49年2月22日死去。 〇臼井喜之介の詩集全７冊一括の出品です。長年愛蔵しましたので、１冊ずつ手放すのは忍びないので、全冊を購入してくださる方にお譲りします。７冊の詳細は次のとおりです。 １．ともしびの歌（第１詩集、序・丸山薫、跋・依田義賢） 昭和16年2月5日、ウスヰ書房発行。カバー付き。 ２．望南記（第２詩集、序・高村光太郎） 昭和19年6月20日、昭森社発行。カバー付き。著者の献呈署名入り（10枚目の写真の左）。 ３．童説（第3詩集） 昭和21年5月5日、臼井書房発行。カバー付き。著者の署名入り（10枚目の写真の中） ４．海の抒情（第４詩集） 昭和22年5月10日、岩谷書店発行。32ページの薄い詩集、カバーは元からなし。 ５．高原物語（女学生叢書、物語詩） 昭和22年7月5日、臼井書房発行。カバーは元からなし。パラフィン紙でカバーをかけてあります。 ６．愛と孤独（第5詩集、序歌・吉井勇） 昭和30年10月1日、白川書院発行。カバー付き。著者の献呈署名入り（10枚目の写真の右） ７．京都叙情（第6詩集、5冊の既刊詩集からも少しずつ採録してある） 1972年1月1日、白川書院発行。カバー・帯・ビニールカバー付き。 〇出品商品について、カバーには擦れ、焼け、汚れ、傷み、小さな破れがあり、本体にも焼け、薄染みなどがありますが、経年を考えればそれぞれ比較的良好なコンディションで、極端に状態の悪い本はありません。